ウッキーの家がある場所から、文字通り山を降りる(笑)と、川が流れている。何だか「日本昔話」みたいだけど、事実だからしょうがない。
川の両岸はサイクリングロードになっていて、お天気は格好のお散歩コースだ。一部護岸がコンクリートで整備され、川岸まで降りられる場所がある。川の流れを直に感じることができ、ウッキーはワンコを連れてよくここへ来る。
人も犬のいない時、ノーリードにしてボール投げなどをすると、ボールが川に落ちて2個くらい流してしまった。でも、そんな時ですら、犬は賢くボールを追うことなく、川の一歩手前でボールを見送るのだった。今までは…。
川に落ちた犬は、ただ1匹。ティファニーに追われてパニくったマックが、前足をドボッと川に突っ込んだことがある。彼はそのたった一度の経験で、今や大好きなボールも川に落ちた瞬間諦める。
なのになのになのに…何故に貴女は、アニーちゃん(涙)。
その日、またノーリードで遊んでいたら、対岸に2台の郵便バイク。ババババーッとアニーちゃんの嫌いなバイク音と轟かせ走っていく。
あっ!と思う間もなく、「ウウウウーッ!」と言いながら、アニーがバイクを追いかけていく。続いてマックも。ああああ!前。川、川、川ーっ!と思うウッキーの目の前を、それは見事なダイビングジャンプでアニーが宙を飛んだ。ああっ!川…綺麗に丸い弧を描き、アニーは川にドブンと飛び込んだ。飛び込みの選手みたいに綺麗だった。
頭の中を「泳げない場合、川に入る」覚悟と「どどどどーしよー!」というパニくった気持ちと、「ダイヴするなんて信じられない」という気持ちがグルグル回る。
見ている目の前で、対岸に向かって着水したアニーちゃん。急に冷静に180℃方向転換して、初めてとは思えないほど上手に犬かきしながら岸に向かって泳いでくる。岸辺ではマックが首を伸ばして心配している。彼も一応川に落ちた(前足だけ)経験があるからね(苦笑)。さすが父娘。
ウッキーが駆け寄る頃には、アニーは無事岸に上がり、体をブルブルさせていた。だからこの一連の行動はホントにほんの一瞬。それでも怖かったのか、ウッキー目掛けて一目散に走ってきた。くせぇ~。どぶ川の臭い…帰ったらシャンプー決定だな、アニー…。
それにしても水に落ちた瞬間のアニーの行動。頭から水被って急に冷静になった人みたいだったな(笑)。飛んでみたものの、落ちた所が水、とは彼女も思わなかったんだろうね(爆)。
そしてこの出来事の効能。これ以後、バイクが通っても、アニーはひたすら「ウウウウ…」と言いつつ耐える女に変身したのでした。めでたしめでたし。
2019年
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2019年は本当に看護の年になりました。 シェルティーの あんず15歳も昨年秋に急性膵炎になり入院中脳梗塞の発作を
おこしまた春先も具合が悪くなり入院したりしていました。 一時はもう助からないかなと思いましたが
きっと川をわたろうかどうしようかと思ったときに妹のみずきにまだ 頑張ったら?とか言われて追い返され...
5 years ago