しか~し!行けども行けども牧場が見えてこない。本当に存在するのか?心配性のボヤッキーが「これはもう潰れたくさいね」と言い出した。ええ?ここまで来てそれはないよ~。
諦めかけたその時!牧場入口の看板。でもこれもやっぱりショボい。入口ゲート(と思われるもの)をくぐり、少し進むといきなり…牛っ!しかもマジ放牧。囲いの中に入っているのもいるけど、手前の牛たちは完全にFree状態。
車の中で密かに話し合う。
ボ「あの牛って囲いの外じゃない?牧場も一応あったけど、人いるのかな~?」
ウ「牛~!牛、牛。可愛い~♪」
またもやイマイチ咬み合わない夫婦の会話(爆)。
ボ「あ!あの小屋からオバちゃんが顔出してる」
ウ「出よう出よう。ワーイ!牛だぁ。牛乳飲めるかなぁ?」
ティファ&マックを車から出し、オバちゃんが顔を出している小屋に向かう。
オバちゃん「いらっしゃい!どうぞどうぞ、上がってくださいな」
ボ「牛乳飲めますか?」
オバちゃん「ああ、飲めるよ。こっち上がってきて」
小屋は階段を上がって2Fに部屋がある構造になっている。小屋に向かう途中、犬連れの私達を見て、急にワラワラと牛達が近づいてきた!牛の足音って身近に聞くとちょっと怖いよ。どどどどどどーっ!って体に響く感じ。
思わず牧羊犬であるティファさん、のけぞって逃げ出した。
ウ「ティーちゃん、大丈夫だよ。あなた牧羊犬でしょ?」
(テ「だって扱うの羊だも~ん」)
牛から慌てて逃げながら、オバちゃんが手招きしてるお部屋に急ぐ。今朝採れたばかりの牛乳(殺菌のため煮沸消毒しててHミルクだったのが残念!)と、生でも甘いとうもろこしを頂き、暫しオバちゃんと談笑。オバちゃんいわく、
オバちゃん「人が来るには来るけど、皆帰っちゃうんだよ~」
ウ「ダメだよ。もっと宣伝しないと。やってないかと思っちゃった」
オバちゃん「だから、さっきみたいに窓から顔出してさ~」
ウ「ダメダメ。あんなんじゃ。もっといらっしゃーい!ってさー、派手に」
ボヤッキーいわく「知り合い?」的な会話を楽しんで、オバちゃんの小屋を後にする。オバちゃんの話では、この牧場は市営で夏のみ営業しているそうだ。冬季は下界(山ノ内町)に降りて越冬するのだとか。
囲いの中に入っているのは主に牡牛。囲いの外にFree放牧されているのは1歳以下の牝牛だそうだ。一緒にしておくと妊娠してしまい、1歳以下の牛は体ができていないため、難産になってしまうため別々にしているらしい。
ホルスタインは産まれてすぐ人間が育てるため、人間を親と思っていてとっても人懐こいそうだ。だからあんなに至近距離まで近づいて来たんだ。
帰り間際にボヤッキーにティファ&マックを預け、ウッキー1人で牛触りに挑戦!(犬は確実に吠えるか、逃げようと暴れるかして危険なので)
静かにじっと待っていると、あちらから近づいて来る。でもウッキーが触りたかった牛ではなく、角の生えた子が来ちゃった。人懐こいと聞いても、角があるとやっぱりちょっと怖い。思わず脳裏に闘牛に角で吹っ飛ばされた闘牛士の映像が浮かぶ。
でも怖がっていたら、牛を触るというせっかくのチャンスを逃してしまう。頑張って触ってみた。暖かくてちょっと固かった。牛さんは触る直前、ちょっと怖がったけど、おとなしく触らせてくれました。
商業化している牧場と違って、まるで牧場の一員になった様な気分になれる奥志賀高原牧場でした!
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